進物用お線香の選び方-喪中欠礼の場合を中心に
公開日:2019年5月21日
「喪中葉書(年賀欠礼)」とは

秋が深まり、年末の声が聞こえてくると、郵便局から年賀状の販売が始まります。
このタイミングに合わせて送られてくるお知らせが「年賀欠礼」、いわゆる「喪中はがき」です。
親族に不幸があって、喪中のため、年賀の挨拶を失礼します、という内容の挨拶状です。
年賀葉書の発売が始まる頃と前後して、お付き合いのあった方々へ年賀欠礼を送る準備をされる宗家の方もいらっしゃることでしょう。
送る側、送られる側、それぞれの立場は、年齢を重ねるにつれ、人とのお付き合いの広まりとともに増えていきます。
喪中はがきを受け取ったら

「えっ!」「知らなかった……」「あんなに元気だったのに」など、さまざまな感情が渦巻くものですが、まずはひとまず落ち着き、そのお知らせに丁重にお返事をする必要があります。
本来であれば、直接伺って、ご仏前にお供えし、手を合わせるとともに、ご家族にお悔やみを伝え、生前の話などをして偲ぶ時間を持ちたいものです。
でも、遠方であったり、タイミングが合わなかったりと、様々な事情でなかなか足を運ぶ機会を設けられないことはしばしば。
または、故人様本人はともかく、ご家族とは直接面識がないという場合には、突然伺うのも少々躊躇われることかと思います。
しかしだからといって、頂いたご連絡に何も返さないというのは、一番のマナー違反です。
元々は年賀状も、年始に直接挨拶に伺えない場合に、代わりに文書で思いを伝えるために行われてきた風習です。
直接伺うことだけが、お悔みを伝える方法ではありません。
相手先に、そして何よりお亡くなりになられた方に対して失礼にあたらないよう、どんな形であれ必ずお返事を届けましょう。
お返事の方法

もし、初めてご不幸を知ったのであれば、何はともあれ、まずは送り主へお悔やみの気持ちを伝えましょう。
電話はもちろん、今どきは電子メールやメッセージアプリで連絡を取り合う事の出来る間柄の場合もあるでしょう。
取り急ぎのご連絡であれば、これらのツールを使ってもよろしいかと思います。なんといっても連絡できる速さは一番ですし、取り急ぎのマナーに反することはありません。
でも、それだけで済ませてしまうのは、ちょっと味気ないですよね……。
そんな時は、お気持ちを込めて一筆したため、先様へ寄り添う心をお手紙としてお届けしてみませんか?
折角ですから、少し格式高い便せんや封筒を選んでみてもいいかもしれませんね。
有名なところでは、たとえば丸善、銀座の伊東屋や鳩居堂などは、こんな時にふさわしい風情溢れるレターセットを取り扱っている文房具店です。
季節の色柄や便箋の手触りなど、送り先や故人様の好みに想いを馳せながら選ぶ。そんなこともまた、偲ぶ形の一つですね。
また、筆記具には、普段使い慣れているボールペン(まさか鉛筆を使う方はいらっしゃらないと思いますが、念のため! やめておきましょう!)ではなく、可能であれば毛筆(筆ペンが便利ですよ)や万年筆で一筆したためましょう。
とはいえ手書き文字に不安があったり(blog担当者はとんでもない悪筆です…)、さまざまな事情で直筆が難しい方には、パソコンで入力した文章をお手紙として出力するのもいいかと思います。
今はご家庭のプリンターで印刷できる和紙なども販売されていますので、趣向を凝らしたい方にもオススメです。
併せて選ぶお供えの品

取り急ぎの連絡を伝える、あるいは、お悔やみの手紙を送る。
もちろんそれだけでも相手方へのお返事には十分ですが、簡素に過ぎないかと不安になってしまう、あるいはお世話になった気持ちをより多く伝えたい、という場合もあるかと思います。
そんな時には、お返事と併せて喪中見舞いのご進物をお送りしましょう。
進物とは、慶事や弔事、時節などに合わせてお届けする贈り物の事。
一般的な贈答と同じくお菓子や果物などをお贈りすることもありますが、お供え用の進物としては、お線香やロウソク、お供え花や小さな仏具などがよく選ばれます。
線香の「香り」、蝋燭の「灯り」、供花の「華やかさ」。
この三つは仏様へのお供えの基本とされます。
これらは仏様が唯一、あちらの世界でも召し上がることのできる食事であるとされており、そのためどこのお仏壇でも菊や季節の花が束になった仏花や、ローソク、お線香が必ず飾られています。
お仏壇でのお供えには、これらを欠かさずお供えすることが必要になります。
また、ご不幸のあったご家庭では、四十九日や法事などでお線香やろうそくを毎日のように使うもの。
食べ物と違い痛む事もないため、いくらあっても困らない実用的なお供えにもなります。
ご供養の気持ちを込めて、故人様へのお供え物として、「香り」や「灯り」を贈りましょう。
進物線香のお届けで当店がお手伝いできること
ご進物として注文する際、不手際はあってはなりません。
メモリアルアートの大野屋Webshopでは、お客様のお気持ちも含め、お選びいただいたお品物を大切にお届けするお手伝いをいたします。
包装・熨斗掛け・挨拶状・持参用の手提げ袋を、全て「無料」でご用意しております。
商品の包装
一つ一つ、心を込めて丁寧に包装・梱包しております。
お客様の気持ちまでもお届けできるよう、手作業でお包み致します。
包装の種類として、包装紙のみ・内熨斗・外熨斗のいずれかからお選び頂けます。
熨斗掛け

包装と併せて、贈答用の熨斗をお付けします。
お送りする用途に適した表書き(熨斗の種類)をお選びいただける他、名入れの記載も可能です。
個人名での名入れの他、お二人以上の連名での名入れ、会社名役職名の名入れなどのご希望も承ります。
挨拶状

お贈りする商品に、心を込めたメッセージを挨拶状として同封いたします。
用途別にあらかじめ文例をご用意しておりますので、お悔みの文章を考える必要はありません。
突然のご入用の場合でも安心してお贈りいただけます。
お選びいただいた文章を封筒にお入れし、商品と一緒にお送りいたします。
持参用の手提げ袋
お届け先様へ商品をお届けする以外にも、お品物を持参して直接伺われる用に手提げ袋も用意いたしております。
持ち運びの際に汚れてしまう事のないよう、包装・熨斗掛けしたお品物をお渡しまで安全にお納め致します。
またこの他にも、当店ではご注文にあたり安心してご利用いただけるよう様々なサービスを提供しております。
- お届け日の指定
安心してお受け取りができるよう、お届け日・お届け時間の指定を承っています。 - 贈り先への直接配送
ご注文時に送り先をご指定いただくことで、先様への直接発送も承っています。
その場合は、差出人名は当店の名前ではなく、お客様のお名前でお贈り致します。
また、ご注文者名以外でも、ご希望のお名前・名義でお届けすることも可能です。 - 明細書は同梱しておりません
贈り先への直接配送の場合は、金額が記載された明細書は同梱しておりません。
相手先へ金額が分かってしまうことはございませんので、安心してギフトとしてお使いください 。 - 様々なお支払方法
クレジットカードや銀行振込、コンビニ払いなどからお選びいただけます。
ご利用の中でご都合の良い方法をお選びください。
※代金引換は「荷物を受け取った方」が請求される支払い方法です。先様へ直送をする場合は、くれぐれも代引きをお選びにならないようお気を付けください。
進物用のお線香の選び方

メモリアルアートの大野屋では、さまざまな進物・贈答用のおせんこう、ろうそくを取り揃えています。
お亡くなりになった方のお人柄、先様とのご関係、あるいはご予算に合わせて、様々な商品の中からお選びいただけます。
とはいうものの、あまり普段買うものではありません。どれがいいのかわからない、という皆様に、おすすめめとお値段別の代表的なものをご案内いたします。
皆様に喜ばれています お勧めのお線香
おすすめ1位 特撰淡墨の桜 塗箱

なんといっても圧倒的な人気を誇る宇野千代『特撰淡墨の桜』がお勧めの1位です。
ところで、この著名な淡墨の桜または淡墨桜。天然記念物であり、日本五大桜、あるいは三大巨桜に名を連ねる著名な桜の名木ですが、読み方はご存じでしょうか?
blog担当者は今でも時々間違えてしまうのですが、「あわす(ず)みのさくら」「あわす(ず)みさくら」ではありません。「うすずみさくら」と読みます。
樹齢1500年を越える江戸彼岸(エドヒガン)のこの桜は、散り際の花びらの色が薄墨色に変わることから、淡墨桜と呼ばれるようになったそうです。
この桜を愛する文学者・作家の一人である宇野千代さんはこの桜の保護を強く訴えました。その由来や物語も含め、愛され続ける淡墨桜のお線香。
白檀を中心とした香りで、現代的に煙は控え目。しっとりとした上品な塗箱に入りで、格式高い進物にぴったり。どなたにも喜ばれる贈り物です。
なお、このお線香はご自宅用も取り扱っています。普段使っていて気に入った香りを贈られるケースもあり、逆に進物でいただいた線香が気に入って普段使いにしたというケースもあります。
この淡墨の桜は、双方で選ばれるお線香の代名詞です。
おすすめ2位 花くらべ3本入り 桐箱

かわいらしい千代紙でしつらえた円筒入りの『花くらべ』。
お仏壇に立てて置いて、フタをあければそのままお線香が取り出せます。桜、一葉、紅梅、それぞれの香りが楽しめる桐箱3本入りは、女性にご好評です。
花の香りのお線香は、比較的香りも煙も控えめなものが多く、お線香ならではの香りが苦手な方に喜ばれています。
桜や紅梅はイメージしやすい花の香りですが、一葉と聞いてまっさきに思い浮かぶのは、やはり樋口一葉ではないでしょうか。
彼女の生涯を象徴するような、ほのかな淡い香りのお線香は漢方生薬と花の精油を調香して作り上げたもの。消臭用にお使いになるかたもいるという、ひそかなロングセラーのお線香です。
おすすめ3位 絵ろうそく四季の花12本

これも人気の高い、手描き絵ろうそく『四季の花12本入り』。
ろうそくは、多くの方がお線香を贈られることに配慮して選ばれます。職人がひとつひとつ四季の花を手描きした和ろうそくは、お仏壇へのお供えに最適。
お供えに欠かせない、花と明かりをこれ一つで賄えます。
花の絵入りろうそくは、冬季に生花をお供えすることが難しい、東北地方や北陸地方のような寒い地域でお仏壇のお花をお供えする代わりとして発達してきました。
また、夏場もあまりの暑さに花が長持ちしません。その時にもお役に立つろうそくです。
手で描かれた花の絵は、色がとても鮮やかで火をともすのがもったいなくなりそうですよ。
ちなみに和ろうそくは芯が太く、一般的なパラフィンタイプのキャンドルのように勝手に芯と蝋燭が減ってくれません。点灯させた時は、火を消してしばらく経った冷めた状態で芯を時々切ってくださいね。
ご予算に応じたおすすめのお線香
お線香に限らず、進物として贈られる品と切って離せないのはやはりご予算。
贈り物の金額に決まりはありませんが、比較的選ばれやすい三千円、五千円、八千円以上の商品から人気の進物をチョイスしました。
ご選択の参考にどうぞ。
3000円台 銘香芝山 絵ろうそくセット
お供えには必要な(そろそろ耳タコ状態かもしれませんが)、仏様へのお供えの基本、「灯り」「花」「香り」が全て揃った人気商品です。ロングセラーの芝山に、桔梗と蓮をあしらったろうそくをセットにしています。
花は上でもご紹介している季節ごとの花を描いた絵蝋燭もありますが、宗家の方へはハスやキキョウの絵柄のほうが安心していただけることもあるかもしれません。
価格も受け取る先様にもご負担になりにくいので、3000円台のお線香を進物に選ばれる方は実はとても多いです。
5000円台 伝統の香り七種詰め合わせ
ありきたりなものではなく、少しずつでも上質な香りを贈りたい、という方には最適。貴重な香木を用いて、老舗の玉初堂が作り上げた逸品です。
上でご紹介した3000円台のお線香は、おひとり、あるいは一家族代表してお贈りになるケースでよく選ばれます。
ご友人など、複数名の連名でお出しになるときは、この価格帯を選択肢に加えてください。
8000円以上 伽羅 永寿

香木の最高峰といわれる「伽羅」を中心に白檀などを調合し、煙を抑えつつも、高貴で優雅な香りに仕上られています。塗箱に納められ、多くのファンを魅了し続ける高級品です。
お線香の価格は、使用される香料の質や量に比例します。香り高いお線香はそれなりに値が張るものですが、高雅な薫りはその価値が十二分にあります。
格式を重んじる方、お香に詳しい方には、この価格帯、あるいはそれより上の品をお選びください。
大切な方への進物線香、ご用命はぜひ当店へ!

いかがでしょうか。
今すぐ用意するものではありませんが、不祝儀はいつやってくるかわからないもの。
定着しつつある喪中の方へのおくりものとして、ご贈答用線香のことを、ぜひご記憶にとどめておいてくださいね。
ここまでのご拝読、ありがとうございました!
