回出位牌に替える理由

公開日:2020年4月24日
メモリアルアートの大野屋webshopです。
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お位牌は、作り替えできるんです
長くお仏壇に位牌を祀っていると、ご先祖様の分、ご親族の分、ご家族の分と、その数も少しずつ増えていきます。
ですが、無尽蔵に位牌が並んで、お仏壇がパンパンになってしまった! という、まるで片づけができない人(…blog筆者でしょうか…)のお友達である押し入れ状態にならないのには理由があります。
お仏壇を祀る家の人は整理整頓が上手。
…うん。
そういう真面目な方も多いとは思いますが、理由としては少々弱いです。
本当の理由は、
お位牌は、作り替えで祀り方を変える事ができる品だから!
お位牌というのは一度用意した物をずっと末永く使い続けなければいけない物と思ってしまいがちですが、実はご供養や法要の折にそれを作り直して変えてしまう事も出来るのです。
お位牌の作り替えが必要となる主な2つの場面
お位牌の作り替えが必要となるのは、大きく2つの場合があります。
お位牌は劣化します
一つ目が、お位牌の劣化。
長く古く受け継いできたご先祖様・ご親族様のお位牌は、年数を経る事でどうしても摩耗や汚れが目立ってきてしまう事があります。
日頃からの手入れをする事で少しでも長く元のきれいな状態を保つ事もできますが、それでもやはり輝きが薄れてしまう事は避けられません。
また、見た目の問題の他にも摩耗や損傷によって、位牌に入れた戒名・俗名や没年月日などの記録が、正確に残されなくなってしまう可能性もあります。
そんな時には、今のお位牌の内容をそのまま写した新しいお位牌を作り、これからの後に継いでいけるようにしましょう。
侮れない!お仏壇・置き場所の問題
二つ目が、お仏壇のスペースの問題。
冒頭の話のように、先祖代々からのお祀りを継承していくと、どうしても個々の位牌の数ばかりが増えてしまい、仏壇の中が位牌だらけになってしまいます。
小さいお仏壇では1~2つ、大きなお仏壇でも3つも4つも並べていると、流石にお仏壇の容量も限界を迎えます。
とはいえ、溢れたものを仏壇の外に置くというのも、やはり失礼にあたるもの。
そんな時には、古いお位牌を一つの新しいお位牌にまとめて合祀(ごうし)しましょう。
亡くなられた故人の供養には、弔い上げという考え方があります。
四十九日の法要を終え、三十三回忌(または五十回忌)の法要をもって、故人の魂から死者の穢れが完全に取り除かれたとみなし、年忌法要の締めくくりとするというものです。
こうなった故人は無事に先祖の仲間入りを果たしているため、一人分の位牌をお焚き上げし、古くからのご先祖を祀る「先祖代々」の位牌1つにまとめる事が出来ます。
ですが、それは望まない方、位牌を1本の先祖代々にまとめる為だけではなく、1つでご戒名をすべて管理できる位牌はないものか?
あります!
回出(くりだし)位牌がそれにあたります!
回出位牌とは?
通常のお位牌では一つの位牌に対し一人の名前をお入れして供養しますが、この回出位牌では、なんと一つの位牌で先祖代々を含めた複数の方々をご供養する事が出来ます。
その秘密は、故人の名前を書いた札板が交換できる構造にあります。
回出位牌は通常のお位牌と異なり、その上部が蓋になっています。その中には複数枚の札板が納められており、この板にご供養する方々の戒名を記していきます。
普段は「先祖代々」の札板を表に出してお祀りし、命日や法要の時に合わせてそれぞれの方の札板に差し替える事で、一つの位牌で複数の方々をご供養出来るという優れ物。
機能的かつ省スペースも実現できるこの位牌。
現代のお祀り事情を踏まえているかのようなコンパクトさから、一見最近になって新しく創り出された物のようにも思えてしまいますが、古くは江戸時代から長く使われてきたものなのですから、最初に考えた人はすごいですよね!
回出位牌の種類には、通常の位牌と同じく漆塗と唐木に二分されます。
漆塗りタイプの回出位牌

漆塗タイプには、1枚のみ漆塗り仕上げの札板が入り、後は白木の札板が入っています。
唐木タイプの回出位牌

唐木タイプには、全て同じ唐木素材の札板が入ります。


そのため漆塗タイプのものと比べると、少々高価になってしまう傾向があります。
お好みの型をお選び頂けます
回出位牌の形状・素材には様々なものがありますが、いずれもの物も宗派の別はございません。
お祀りするお仏壇・供養棚やお部屋の印象などに合わせて、お好みの物をお選び下さい。
また、さまざまな理由で回出位牌におまとめになる場合、彫り込む戒名も複数に渡ることがあるかもしれません。
ご購入前にぜひお近くの仏壇店にご相談下さい。
もちろん、当店でも対応しておりますので、お問合せはご遠慮なく!
お位牌はさまざまな理由に合わせてお選びいただける品です
いかがでしたか?
お位牌は年忌上げでお焚き上げしたり、あるいは先祖代々の位牌にまとめたり、1つの位牌でお亡くなりになった方皆さんをお祀りしたり、それぞれのご家庭や事情に応じて柔軟に対応ができるのです。
お手元に位牌のある方、一度、今後のことも考えての作り替えも視野に入れてお祀りくださいね。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました!
